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決済サービスおすすめ7社|個人事業主の比較と選び方

公開 2026-09-13
※本記事にはプロモーション(広告)を含みます。

決済サービスの比較で見るべき数字は、料率だけではありません。

差が出るのは「その料率が自分に適用されるか」と「いつ現金になるか」の2点です。 看板に出ている1.98%や2.5%は、いずれも条件つきの数字でした。

ネットで物を売る人にとっては、もう1つ落とし穴があります。 対面の料率とオンラインの料率が、まったく別の体系になっているサービスがあることです。

本記事は、2026年9月13日に各社の公式サイトを1ページずつ開いて確認した内容だけで書いています。 他社ブログの推測値は使わず、公式サイトに記載がなかった項目は「記載なし」とそのまま書きました。

この記事の位置づけと比較範囲

先に、この記事がどういう性質のものかをはっきりさせておきます。

筆者はここで取り上げる7サービスをいずれも契約していません。 そのため本記事は、各社の公式サイトで確認した事実の整理です。

  • 料金・条件: 各社公式サイトで確認(2026年9月13日)
  • 確認できなかった項目は「公式サイトに記載なし」と明記しています
  • 使用感・操作画面・体験にもとづく評価は含みません
  • 税や会計に関する内容は扱いません。詳細は国税庁のページをご確認ください

今回の比較範囲

比較したのは次の7サービスです。

  • Square
  • STORES 決済
  • Airペイ
  • PayPay(加盟店)
  • stera pack
  • UnivaPay
  • Stripe

あえて外したサービス

次のサービスは、今回の詳細な比較の対象に入れていません。 料率・入金条件を7社と同じ粒度で確認する作業をしていないためです。

  • 楽天ペイ(実店舗決済・オンライン決済)
  • Amazon Pay
  • PAY.JP
  • KOMOJU
  • GMOイプシロン/GMOペイメントゲートウェイ
  • Shopify Payments、BASE・STORES ネットショップなどカートに内蔵された決済

このうち楽天ペイだけは、入金の速さに関わるため公式サイトの記載を確認しました。 楽天銀行を振込口座にすると、土日祝を含めて翌日に自動入金されると記載があります。 初期費用0円・月額0円の記載もあります。 ただし同じページに「2027年1月分より月額費用が発生いたします」という注記もありました。(2026年9月13日時点・公式サイトで確認) それ以外の項目は確認していないため、本記事では比較表に載せていません。

そのため本記事の入金スピードの比較は、あくまで「今回比較した7サービスの中では」という範囲の話です。 カートに内蔵された決済も、実際には有力な選択肢になります。 外部の決済サービスを入れる前に、いま使っているカートの決済料率を確認してください。

結論:用途別の早見表

先に結論を出します。どれか1つを選ぶなら、用途で切るのが速いです。 表中の料率はすべて2026年9月13日時点・公式サイトで確認した値です。

あなたの売り方今回の7社で候補になるもの理由
ネットショップだけで売るStripeオンライン決済に特化。初期費用・月額0円
高単価・法人相手の取引が多いStripe銀行振込1.5%がカード3.6%の半分以下
ネットと対面イベントの両方Square1アカウントで対面・オンライン・請求書を扱える
対面が主で最初の持ち出しを抑えるAirペイ初期費用・月額・カードリーダー0円
対面でカード比率が高いSTORES 決済/stera packVisa・Mastercardが1.98%(いずれも条件つき)
対面でPayPayだけ受けたいPayPay(加盟店)端末不要。実店舗は1.60〜1.98%(税別・条件つき)
継続課金や越境で要件が特殊UnivaPay個別見積もり。ただし料率は公式サイトに記載なし

ネットで売る人向けに、もう一段はっきり書きます。

  • ネット販売だけなら、Airペイとstera packは候補から外れます。 どちらも対面決済のサービスです
  • PayPayは、実店舗の料率とオンラインの料率が別物です。 詳しくは後述します
  • 1社に絞る必要はありません。 ネットはStripe、対面はSquareという分け方も成立します

選び方の基準は3つ

7社を横並びで眺めても決まりません。順番に3つの問いで絞ってください。

基準1:対面か、オンラインか

最初の分岐がここです。ここを間違えると、以降の比較が無駄になります。

サービス対面決済オンライン決済(EC)
Square対応対応(3.6%)
STORES 決済対応本記事では対面決済のサービスとして扱います
Airペイ対応非対応
PayPay(加盟店)対応対応(実店舗とは別体系)
stera pack対応非対応
UnivaPay対応(料率は公式サイトに記載なし)
Stripe本記事では未確認対応(3.6%)

Stripe の対面決済(Stripe Terminal)の国内提供状況は、今回は公式サイトで確認できませんでした。

基準2:看板の料率が、自分に適用されるか

安く見える料率には、ほぼ条件がついています。条件を外したときの数字まで見てください。 この比較は後述の「見落としやすい論点」で表にまとめました。

基準3:いつ現金になり、いくら引かれるか

物販は仕入れの支払いが先に来ます。入金が遅いと、料率の差より効きます。 振込手数料と、少額のときの扱いも合わせて確認してください。

なお、振込先の口座を屋号名義にできるかは銀行側の話です。 事業用口座を先に整えたい人は屋号付き口座の比較記事をご覧ください。

7サービスの詳細

各社の料金と条件を、公式サイトの記載どおりに整理します。 金額・料率はすべて2026年9月13日時点・公式サイトで確認した値です。

Square(スクエア)

対面もオンラインも1アカウントで扱えるサービスです。運営はBlock, Inc.(日本法人はSquare株式会社)。

項目内容
初期費用・月額0円
対面決済2.5%〜(条件は下記)
オンライン決済3.6%
請求書3.25%
非対面(手入力)3.75%
端末リーダー4,980円/ハンディ44,980円/レジスター99,980円
振込手数料0円。即時入金は入金額の1.5%(最低振込額5,000円)
入金三井住友銀行・みずほ銀行は決済日の翌営業日。その他は毎週水曜締め・同じ週の金曜に合算振込

2.5%の適用条件は、公式サイトの注記に書かれています。内容は次のとおりです。

  • 年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満であること
  • 主要カードブランドによる対面決済であること
  • 主要カードブランドは次の6つ
    • Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover

これ以外は3.25%〜、またはカスタム手数料が適用されると記載されています。 公式の料金表は「対面決済/クレジットカード・電子マネー・QRコード/2.5%〜」と1行にまとめられています。 電子マネー・QRコードだけの個別料率は、公式サイトに記載がありませんでした。

Square ターミナルと接続してブラウザ決済を使った対面決済は3.25%です。 手入力の3.75%とは条件が違うので、混ぜないでください。

審査の目安も公式FAQに記載があります。

  • Visa、Mastercard、American Express、UnionPay(銀聯): 通常1〜3営業日
  • JCB、Diners Club、Discover: 株式会社ジェーシービー独自の審査が完了次第(通常5〜15日)
  • QRコード決済: 通常30日以内

公式サイトには「払い戻し(返金)に係る手数料はありません」「解約金・違約金なし」の記載もあります。 返品が一定割合で発生する物販とは相性のよい条件です。

ターミナル・スタンド・キオスクの価格は、今回見た料金ページには掲載がありませんでした。

出典: Square 料金ページ

STORES 決済

対面決済のサービスです。プランでカード料率が変わります。運営はSTORES 株式会社。

項目フリープランスタンダードプラン
月額0円3,300円(税込・年間契約)/月々契約3,960円(税込)
Visa・Mastercard2.48%1.98%
JCB・AMEX・Diners・Discover2.48%2.38%
電子マネー・QRコード3.24%3.24%

年間キャッシュレス決済額が3,000万円以上の事業者は、対面クレジットカードの料率が変わります。 フリープラン3.24%、スタンダードプラン2.98%と公式に注記されています。

  • 決済端末: 27,720円(税込)。スタンダードプランの年間契約なら1台を無償貸出
  • 振込手数料: 手動入金は売上10万円以上で0円、10万円未満は200円(税込)。自動入金は金額を問わず0円
  • 入金: 手動入金は売上翌日6:00以降に依頼でき、依頼から1〜2営業日。自動入金は月末締め・翌月20日
  • 利用開始: 申込から最短4営業日でクレジットカード決済を開始

電子マネー・QRコードは、それぞれの審査を通過した順に使えるようになります。 審査にかかる日数は、今回見た公式ページでは確認できませんでした。

解約時は違約金なし・返金なしです。 無償貸出の決済端末は、契約終了後30日以内に返送する義務があります。 故障・破損の場合は最大40,000円と利用条件に記載があります。

申込条件については、公式サイトでご確認ください。 個人での申込可否と必要な情報は、今回は公式ページ上で確定できませんでした。

出典: STORES 決済 料金ページ

Airペイ(エアペイ)

対面決済のサービスです。運営は株式会社リクルート。

項目内容
初期費用・月額・カードリーダー0円(カードリーダーは無償貸与)
クレジットカード・電子マネー(iD、QUICPay等)3.24%
交通系電子マネー2.95%(税抜)/3.24%(税込)
QRコード決済2.95%(税抜)/3.24%(税込)
COIN+0.99%(税抜)/1.08%(税込)
楽天Edy2.95%(税抜)/3.24%(税込)
振込手数料すべての銀行で0円(ゆうちょ銀行は利用不可)
入金みずほ・三菱UFJ・三井住友は月6回。その他の金融機関は月3回

公式サイトでは、決済手段ごとに税の区分を分けて表記しています。 表の数字を他社と比べるときは、税込どうしで揃えてください。

iPadまたはiPhoneは自分で用意する必要があります。無償貸与はカードリーダーだけです。 申込から利用開始まで2週間程度、審査は通常3日程度と記載があります。 あわせて「現在、多数の申込みをいただいており審査に時間を要しております」との案内も出ていました。

カードリーダーの解約時の返却条件と費用は、今回見た公式ページでは確認できませんでした。

出典: Airペイ 費用ページ

PayPay(加盟店)

実店舗のQR決済とオンライン決済の両方があります。運営はPayPay株式会社。

実店舗(QR)

項目内容
決済システム利用料PayPayマイストア ライトプラン加入時1.60%(税別)/未加入時1.98%(税別)
ライトプラン初期費用1,980円・月額1,980円(いずれも税別)※下記キャンペーンあり
PayPayクーポン利用料取引金額の3%(税別)
通常入金月1回・月末締め・最短翌日入金。振込手数料0円
早期振込サービス売上金額の0.38%(税別)+振込手数料(PayPay銀行20円/その他の金融機関200円)

初期費用については、公式サイトに次の記載があります。

PayPayマイストア「トライアルキャンペーン」により、初期費用(1,980円)を無料にいたします。

契約した月とその翌月の月額利用料金も無料になると書かれています。

1.60%になる条件は1つではありません。公式ヘルプに次の内容が記載されています。

  • 加盟店の全店舗でPayPayマイストア ライトプランを利用していること
  • PayPayが提供するスキャン支払い(お店のQRコードを読み取る方法)に申込みをしていること
  • PayCASサービス加盟店と「PayPayマイストア ライトプラン あんしんプラス」は適用対象外
  • 優遇は利用開始日の翌月1日から適用

早期振込サービスの入金日は、PayPay銀行が翌日、その他の金融機関が翌々営業日です。

オンライン決済(EC)

決済手数料は物販3.8%、デジタルコンテンツ10%です。 ただしこれは「PayPay for Developersでのご契約の場合」の数字です。 公式FAQには、次のとおり明記されています。

決済代行会社またはショッピングカート事業者経由でのお申込の場合はご利用料金は異なります。

BASE・STORES・Shopify などのカート経由で入れる人は、この3.8%が自分に適用されるとは限りません。 料金はカート側の案内で確認してください。

オンライン決済の審査は、申込内容に不備がなければ結果通知まで2週間〜1カ月。 通過後、利用開始までさらに5営業日ほどと記載があります。

出典: PayPay 導入費用ページ

stera pack(ステラパック)

対面決済のサービスです。運営は三井住友カード株式会社。

項目スモールビジネスプランスタンダードプラン
Visa・Mastercard1.98%2.70%
JCB・AMEX・Diners・Discover2.48%3.24%
その他の決済3.24%3.24%
  • サービス利用料: 1年目0円、2年目以降は3,300円/月(税込)
  • 直近1年間の累計キャッシュレス売上が3,000万円以上なら、以後は永年無料
  • 決済端末費用・初期費用: 0円
  • 振込手数料: 三井住友銀行0円、その他の銀行220円(税込)
  • 契約期間: 3年間

入金サイクルは4つから選べます。

  1. 毎日締め・2営業日後払い(新規申込時は選択できません)
  2. 月6回締め・2営業日後払い
  3. 月2回締め・2営業日後払い
  4. 月2回締め・15日後払い

スモールビジネスプランには対象条件があります。 中小企業庁が定める中小企業者の定義に該当することに加え、公式サイトには除外業種が明記されています。 たばこ販売店・百貨店・旅行代理店・宿泊・運輸・不動産などが挙げられています。

2022年6月以降の申込の場合、45日以内に正常な状態で端末を返却すれば違約金は発生しないと記載があります。 この条件は申込時期に紐づくので、自分の申込がどちらに当たるかを確認してください。

個人事業主の申込に必要な書類は、今回見た料金プランのページでは確認できませんでした。

出典: stera pack 料金プラン

UnivaPay(ユニヴァペイ)

オンライン決済の代行サービスです。運営はユニヴァ・ペイキャスト株式会社。

料率は公式サイトに記載がありません。 公式サイトには「UnivaPayは、一律の料率表を公開していません」と明記されています。 初期費用・月次固定費用・決済手数料・決済処理料の4項目が、個別の見積もりで決まる形です。

公開されている数字は入金条件だけでした。

項目内容
入金月末締め・翌月末に銀行振込
振込手数料一律400円(税別)
少額の扱い10,000円未満は自動繰り越し
早期入金有料オプション(別途申込)

対応する決済手段は広めです。公式サイトには次の記載があります。

  • クレジットカード6ブランド
  • QRコード決済(PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ、メルペイ、AEON Pay、Alipay+、WeChat Pay)
  • コンビニ決済、銀行振込、口座振替
  • 海外ウォレット20種以上

公式FAQには、個人事業主・創業直後の事業者にも導入実績があると書かれています。 申込から導入までの日数は、公式サイトに記載がありませんでした。

出典: UnivaPay 料金ページ

Stripe(ストライプ)

オンライン決済に特化したサービスです。運営はStripe, Inc.(日本はStripe Japan株式会社)。

項目内容
初期費用・月額0円
カード決済3.6%(国内カード・海外カードとも同率。JCB、American Expressも同率)
外貨換算+2%
コンビニ決済3.6%(最低120円)
銀行振込1.5%
PayPay3.98%(デジタルコンテンツは9.48%)
3DセキュアPayments 利用時は無料(カスタム料金は1回3円)

返金とトラブル時の費用も公開されています。

  • コンビニ決済・銀行振込の返金手数料: 250円(税別)
  • 支払い異議申し立て(チャージバック): 1,500円/件
  • Smart Disputes: 認められた異議申し立て額の30%

入金の条件は、他社と発想が違います。

  • 日本のアカウントでは日次入金を利用できません
  • デフォルトの入金スケジュールは「手動」。週次・月次も選べます
  • 売上処理のタイミングは初回が7暦日、通常が4営業日
  • 日本の最低入金額は1 JPY

振込先は日本の普通預金または当座預金口座に対応しています。 公式ドキュメントでは、ゆうちょ銀行を含む銀行口座に対応と案内されています。 Wise・Payoneer などのバーチャル口座は使えません。

通常の入金にかかる手数料は、日本向けのページに明示がありませんでした。無料とは断定できません。

出典: Stripe 料金ページ

ネットで売る人が見落としやすい3つの論点

ここが本記事の主題です。料率表を並べただけでは見えない差を3つ挙げます。

論点1:PayPayは実店舗とオンラインで料率体系が違う

同じPayPayでも、受け方で数字がまったく変わります。

受け方決済手数料前提
実店舗(QR)1.60%(税別)全店舗でライトプラン利用+スキャン支払い申込済み。翌月1日から適用
実店舗(QR)1.98%(税別)上記の条件を満たさない場合
オンライン・物販3.8%PayPay for Developersでの契約の場合
オンライン・デジタルコンテンツ10%PayPay for Developersでの契約の場合

「PayPayは1.60%で安い」という話は、実店舗のQR決済に限った話です。 ネットショップにPayPay払いを足す場合、同じ数字にはなりません。

さらに前提があります。 3.8%と10%は、PayPay for Developers で直接契約した場合の料金です。 決済代行会社やカート事業者を経由する場合は利用料金が異なると、公式FAQが明記しています。

BASE・STORES・Shopify などを使っている人は、カート側の料金表で確認してください。 この点を飛ばすと、見込みが大きくずれます。

論点2:条件を外したときの実効レート

看板の数字と、条件を外したときの数字を並べます。 数値はいずれも2026年9月13日時点・公式サイトで確認した内容です。

サービス看板の料率適用条件条件を外すと
Square対面2.5%〜年間キャッシュレス決済額3,000万円未満+主要6ブランドによる対面決済3.25%〜またはカスタム手数料
STORES 決済Visa・MC 1.98%スタンダードプラン(月額3,300円税込・年間契約)フリープランは2.48%(年間3,000万円以上ならスタンダード2.98%・フリー3.24%)
stera packVisa・MC 1.98%スモールビジネスプラン(中小企業者の定義に該当・除外業種あり)スタンダードプラン2.70%
PayPay実店舗1.60%(税別)全店舗でライトプラン+スキャン支払い申込済み1.98%(税別)
Airペイ3.24%条件の記載なし
Stripe3.6%条件の記載なし
UnivaPay公式サイトに記載なし個別見積もり

月額のかかるプランが見合う分岐点も、公式の数字だけで単純計算できます。 税の区分が揃っていないため、あくまで目安として見てください。

比較料率差月額分岐点の月間決済額
STORES 決済 スタンダード vs フリー(Visa・MC)0.50ポイント3,300円(税込)約66万円
PayPay ライトプラン加入 vs 未加入0.38ポイント1,980円(税別)約52万円
stera pack スモールビジネス(Visa・MC 1.98%)vs 月額0円で3.24%のサービス1.26ポイント3,300円(税込・2年目以降)約26万円

STORES 決済のJCB・AMEX・Diners・Discoverは、プラン間の差が0.10ポイントしかありません。 電子マネー・QRコードは両プランとも3.24%で差がありません。 カードブランドの構成比によって、分岐点は大きく動きます。

論点3:何営業日で現金になるか

物販は仕入れが先です。ここは実務で効いてきます。

サービス入金サイクル(公式サイトの記載)振込手数料
Square三井住友・みずほは決済日の翌営業日。その他は毎週水曜締め・同じ週の金曜0円(即時入金は1.5%・最低5,000円)
PayPay通常入金は月1回・月末締め・最短翌日。早期振込はPayPay銀行翌日/その他翌々営業日通常0円。早期は0.38%(税別)+20円または200円
stera pack毎日締め2営業日後(新規申込時は選択不可)/月6回締め2営業日後/月2回締め2営業日後/月2回締め15日後三井住友0円/その他220円(税込)
Airペイみずほ・三菱UFJ・三井住友は月6回。その他は月3回0円(ゆうちょ銀行は利用不可)
STORES 決済手動入金は売上翌日6:00以降に依頼、依頼から1〜2営業日。自動入金は月末締め・翌月20日手動は10万円以上0円/10万円未満200円(税込)。自動0円
Stripe日次入金は利用不可。デフォルト手動、週次・月次も選択可。初回7暦日・通常4営業日日本向け公式ページに明示なし
UnivaPay月末締め・翌月末払い。10,000円未満は繰越400円(税別)

今回比較した7サービスの中では、UnivaPayが最も入金までの期間が長い並びでした。 (2026年9月13日時点・公式サイトで確認。楽天ペイなど前述の除外サービスは含みません) 月末締め・翌月末払いのため、月初の売上は約2カ月後の入金になります。

副業規模だと、料率よりも振込手数料のほうが効く場面があります。

  • STORES 決済の手動入金は、10万円未満だと1回200円(税込)
  • UnivaPayは一律400円(税別)で、10,000円未満は入金されず繰り越し

小刻みに引き出す使い方をする人は、ここを先に確認してください。

なお、入金口座は銀行によって条件が変わります。 Airペイはゆうちょ銀行を振込口座に使えません。 Squareは三井住友・みずほ以外だと週1回(金曜)の合算振込になります。 stera packは三井住友銀行以外だと1回220円(税込)です。

デメリットと向いていない人

良い面だけでは判断できません。サービスごとに弱点を書きます。

サービス弱点向いていない人
Square2.5%は条件つきで、外れると3.25%〜。オンラインは3.6%と対面より高い。端末は買い切りオンライン専業で、料率を最優先する人
STORES 決済1.98%に月額3,300円(税込)の年間契約が必要。電子マネー・QRは3.24%月商が小さい人。ネット販売だけの人
Airペイ対面専用。ゆうちょ銀行が使えない。iPad/iPhoneは自前ネットショップの決済を探している人
PayPayPayPayしか受けられない。オンラインは料率体系が別カード決済を1社でまとめたい人
stera pack契約期間3年。2年目以降は月額3,300円(税込)。対面専用副業で始めて、合わなければやめたい人
UnivaPay料率が公式サイトに記載なし。入金が月末締め・翌月末払い見積もり前に総額を知りたい人。資金繰りに余裕がない人
Stripeカード3.6%。日次入金が使えずデフォルトは手動。導入にカート対応かAPI連携が必要対面決済が中心の人。コードを触りたくない人

やめるときの費用も比べておく

入るときより、出るときのほうが差が出ます。

サービス契約期間やめるときの費用
Square記載なし公式サイトに解約金・違約金なしと記載。端末は買い切りのため戻らない
STORES 決済年間契約のプランあり違約金なし・返金なし。無償貸出端末は契約終了後30日以内に返送。故障・破損は最大40,000円
Airペイ記載なしカードリーダーの返却条件は公式サイトで確認できず
stera pack3年間2022年6月以降の申込は、45日以内に正常な状態で返却すれば違約金なし
PayPay記載なし公式サイトで確認してください
UnivaPay公式サイトに記載なし公式サイトに記載なし
Stripeなし初期費用・月額とも0円

副業として始めるなら、3年契約の重さは先に考えておいてください。

申込前に確認したいこと

申込ボタンを押す前に、手元で片付くことがあります。

書類は先に揃える

個人事業主の場合、開業届の控えと本人確認書類を求められるサービスがあります。 SquareとAirペイは公式に記載がありました。 stera packの必要書類は、今回見た料金プランのページでは確認できませんでした。

書類が足りないと、審査そのものが始まりません。日数は書類待ちの分だけ延びます。

登録する住所を決める

決済サービスの申込では、事業の所在地を登録します。 自宅で作業している人は、自宅の住所を書くことになります。

ネットショップを持つなら、特定商取引法にもとづく表記でも住所が必要です。 この2つは目的が違うので、先に整理しておくと迷いません。

振込先の口座を決める

口座の選び方で、入金の速さと手数料が変わります。

  • Airペイ: ゆうちょ銀行は振込口座に使えません
  • Square: 三井住友・みずほなら翌営業日、その他は週1回
  • stera pack: 三井住友銀行以外は1回220円(税込)
  • Stripe: 公式ドキュメントではゆうちょ銀行を含む銀行口座に対応。Wise・Payoneerなどは不可

屋号名義の口座を振込先にしたい人は、屋号付き口座の比較記事もご覧ください。

審査があることを前提に動く

どのサービスにも審査があります。申し込めば通るという性質のものではありません。 利用開始日から逆算して、余裕を持って申し込んでください。

今回確認できた、利用開始までの目安を並べます。

サービス公式サイトの記載
SquareVisa・Mastercard・AMEX・UnionPayは通常1〜3営業日。JCB等は通常5〜15日。QRは通常30日以内
STORES 決済申込から最短4営業日でクレジットカード決済を開始
Airペイ申込から2週間程度。審査は通常3日程度
PayPay(オンライン)審査結果の通知まで2週間〜1カ月。通過後さらに5営業日ほど
stera pack今回見たページでは確認できず
UnivaPay公式サイトに記載なし
Stripe売上処理は初回7暦日・通常4営業日

よくある質問

申込前によく出てくる疑問を、公式サイトで確認できた範囲で答えます。

Q. 個人事業主でも申し込めますか。

A. 個人事業主向けの案内があるサービスは複数あります。 Squareは個人事業主の必要書類として開業届(無い場合は事業内容が分かる資料)と本人確認書類を挙げています。 UnivaPayは公式FAQで、個人事業主・創業直後の事業者にも導入実績があると記載しています。 ただし、いずれも審査があります。申込資格と審査通過は別の話です。

Q. 開業届がなくても申し込めますか。

A. Squareは、開業届が無い場合は事業内容が分かる資料と案内しています。 他社の扱いは公式サイトで確認してください。 書類の要件はサービスごとに違うため、記事の記載だけで判断しないほうが安全です。

Q. 屋号名義の口座を振込先に指定できますか。

A. 今回見た各社の公式ページでは、屋号名義の可否を明記した記載を確認できませんでした。 そもそも屋号名義の口座を作れる銀行が限られます。 口座側の条件は屋号付き口座の比較記事で整理しています。

Q. ゆうちょ銀行しか持っていません。使えますか。

A. サービスによります。 Airペイはゆうちょ銀行を振込口座として利用できないと公式に記載があります。 Stripeは公式ドキュメントで、ゆうちょ銀行を含む銀行口座に対応と案内しています。 PayPayの通常入金は、公式サイトに銀行別の差の記載がありませんでした。

Q. 審査に落ちることはありますか。

A. あります。どのサービスも審査があると案内しています。 落ちた場合の他社への影響については、公式サイトに記載を確認できませんでした。

Q. 申込から入金まで、最短でどれくらいかかりますか。

A. 利用開始までの日数と、売上が入金されるまでの日数を足して考えてください。 たとえばSTORES 決済は申込から最短4営業日でカード決済を開始できます。 そのうえで、手動入金なら売上翌日6:00以降に依頼し、依頼から1〜2営業日で振り込まれます。

Q. 表示されている料率は、そのまま引かれますか。

A. 税の区分が揃っていないため、表示だけでは比べられません。 PayPayの実店舗は税別、STORES 決済のプラン料金は税込、Airペイは税抜と税込を併記しています。 Squareの料金表には税の表記がありませんでした。比べるときは税込どうしで揃えてください。

Q. 「1.98%」「2.5%」は自分にも適用されますか。

A. 条件を満たす場合に限られます。 Squareの2.5%は年間キャッシュレス決済額3,000万円未満かつ主要6ブランドの対面決済が条件です。 stera packの1.98%はスモールビジネスプランで、中小企業者の定義に該当することと除外業種の条件があります。 STORES 決済の1.98%は月額3,300円(税込)のスタンダードプランが前提です。

Q. 月額3,300円のプランは、月商いくらから見合いますか。

A. 公式の数字で単純計算すると、STORES 決済はVisa・Mastercardの月間決済額が約66万円で並びます。 料率差0.50ポイントに対して月額3,300円(税込)という計算です。 JCBなどは差が0.10ポイントのため、ブランド構成で分岐点は動きます。

Q. ネットと対面の両方で売る場合、1社で足りますか。

A. 今回の7社では、対面とオンラインを1アカウントで扱えるのはSquareです。 ただしSquareのオンラインは3.6%で、対面の2.5%〜より高くなります。 ネットはStripe、対面はSquareのように分ける選び方も成立します。併用を禁じる記載は見当たりませんでした。

Q. 無償貸与・無償貸出の端末は、やめるときに返しますか。

A. STORES 決済は、契約終了後30日以内に返送する義務が利用条件に記載されています。 故障・破損の場合は最大40,000円と書かれています。 Airペイのカードリーダーの返却条件は、今回見た公式ページでは確認できませんでした。

Q. 契約期間の縛りはありますか。

A. stera packは契約期間が3年間です。 2022年6月以降の申込の場合、45日以内に正常な状態で端末を返却すれば違約金は発生しないと記載があります。 Squareは公式サイトに解約金・違約金なしと記載しています。

Q. 返品・返金のとき、決済手数料は戻りますか。

A. サービスによります。 Squareは公式サイトに「払い戻し(返金)に係る手数料はありません」と記載しています。 Stripeはコンビニ決済・銀行振込の返金手数料が250円(税別)です。

Q. チャージバックが起きたら、費用はかかりますか。

A. Stripeは支払い異議申し立てが1,500円/件と公開しています。 Smart Disputes は認められた異議申し立て額の30%です。 他社の扱いは、今回見た公式ページでは確認できませんでした。

Q. 中古品やリユース品でも申し込めますか。

A. 取扱商材ごとの可否は、今回見た各社の公式ページでは確認できませんでした。 stera packのスモールビジネスプランには除外業種の記載があるため、プラン条件は先に確認してください。

Q. この記事で扱っていない内容はありますか。

A. 税や会計に関する内容は扱っていません。 その範囲は国税庁のページをご確認ください。 本記事で扱うのは、各社が公式サイトに掲載している料金と条件だけです。

まとめ

決済サービスは、料率表の数字だけでは決まりません。

  • ネット販売だけなら → Stripe(初期費用・月額0円、銀行振込1.5%)
  • ネットと対面の両方なら → Square(1アカウントで両方。三井住友・みずほなら翌営業日入金)
  • 対面が主で持ち出しを抑えるなら → Airペイ(初期費用・月額・カードリーダー0円)
  • 対面でカード比率が高いなら → STORES 決済/stera pack(いずれも条件つきで1.98%)

外す判断も同じくらい大事です。

  • Airペイとstera packは対面専用です。ネット販売の候補になりません
  • PayPayのオンラインは、実店舗とは別の料率体系です
  • UnivaPayは料率が公式サイトに記載なく、入金も月末締め・翌月末払いです

最後に範囲の話をもう一度書きます。 本記事は今回比較した7サービスの中での相対的な整理で、確認日は2026年9月13日です。 楽天ペイ、Amazon Pay、PAY.JP、KOMOJU、GMO系、カート内蔵の決済は比較範囲に入れていません。 とくに楽天ペイは、楽天銀行を振込口座にすると土日祝を含めて翌日に自動入金されると公式に記載があります。

料率とキャンペーンは改定されます。 申込前に、各社の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

この記事を書いた人

カイ — ネット物販の事業インフラ(住所・許可・口座・決済)を実際に自分で契約・申請し、その手順と所要日数を記録しています。